Philosophy
私たちが目指すもの
私たちの根底にある思想「Terrae Hominisque Longaevitas ― 地球と人類の長寿(THL)」。その意味と、私たちが挑む構造的な課題をご紹介します。
Concept
ロンジェビティと
プラネタリーバウンダリー。
THL(Terrae Hominisque Longaevitas)は、ラテン語で「地球と人類の長寿」を意味します。
ロンジェビティとは、人類の健康寿命を延ばすこと。プラネタリーバウンダリーとは、地球が安定を保てる限界の内にとどまること。この二つは、これまで別々の分野で、別々に語られてきました。
しかし私たちは、両者は切り離せない一つの課題だと考えます。人が健康に長く生きるには良質な食が要り、その食を支える農業は地球に大きな負荷をかけている――。だからこそ私たちは、この二つに同時にアプローチする革新技術の研究開発を行っています。
Longevity
人類の
健康寿命を延ばす
ロンジェビティとは、単に寿命を延ばすことではなく、「健康なまま長く生きる時間」=健康寿命を延ばす考え方です。
世界では、平均寿命と健康寿命の差(自立して過ごせない期間)が約10年あるとされます。その大きな要因が、食生活に起因する生活習慣病(NCDs)です。NCDsは、いまや世界の死因の約75%を占めます。
つまり、毎日の「食」の質こそが、人類の健康寿命を大きく左右している――。私たちは、栄養価が高く新鮮な主食を、誰もが手にできる形で安定して届けることで、この課題に正面から挑みます。
Planetary Boundaries
地球の限界の
内にとどまる
プラネタリーバウンダリーとは、地球が安定を保てる9つの限界のこと。すでに6つを超過し、その主因の一つが農業だと指摘されています。
農業は世界の淡水使用の約70%を占め、食料システムは世界のCO₂排出の約3割に達します。食料を増やすほど、地球への負荷が増えていく――それが、現在の農業が抱える構造的な矛盾です。
私たちは、より少ない水・土地・エネルギーで大量に生産する技術によって、地球の限界を超えずに食料をつくり続けるかたちを目指します。
Structural Issue
二つの課題は、つながっている。
Longevity人類の健康寿命
Planetary Boundaries地球の限界
人類の健康寿命を延ばすことも、地球の限界を守ることも、その根幹にあるのは 「何を、どう食べ、どうつくるか」。食と農は、二つの課題が交わる一点です。
とりわけ日本は、世界一の高齢化率(29.3%)を抱える「課題先進国」。ここで生まれた解は、やがて世界の解になります。
Approach
稲作技術から、
両方に挑む。
私たちの答えは、母体品種「みずのゆめ」を起点とした未来農業です。約30〜50日で収穫できる超早性、多段栽培に適した超矮性。少ない資源で、鮮度と栄養を保ったまま、大量に。健康(Longevity)と地球(Planetary)の両方に効く食のかたちを、一粒の稲からつくります。
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